こ存じ?ラバーダムについて。 Blog

  • ブログ一覧へ >
  • お悩み別診療へ >

ラバーダムはどんな時に使うの?その効果は?

 

一番活用されている場面は、根管治療の場面です。

根管治療は虫歯などを通して根管内に入り込んでしまった細菌を可及的に除去し、根管内で細菌が再度繁殖しないようにするのが治療目的です。

しかし、治療する現場である口の中は細菌だらけで、特に唾液中には細菌が大量にいます。

根管内を綺麗にする根管治療中に、唾液がじゃぶじゃぶ入っていってしまう様な状態では、治療結果がおもわしくないのは容易に想像がつくと思います。

 

根管治療中に、治療する歯を唾液から隔離する為に、ラバーダムが登場します。

患歯を周囲から隔離することにより可及的に無菌的に根管治療を行うことができるのです。

 

DSC_0793

 

 

 

 

装着されるとどんな感じなの?

 

ラバーダムは、『ゴムのシート』、『歯にかける金属製のクランプ』、『ゴムのシートを広げる金属フレーム』からなります。

写真にあるように、ラバーダムをかけると治療したい歯だけを表舞台に隔離することができます。

 

一見すると、苦しそうに見えるラバーダムですが、装着される患者さんとしては、そこまでの不快感はないようです。むしろ安心して治療を受けられるせいか、寝てしまう方もいます。

 

口を開けたままになるため、患者さんによっては唾液が口の中に溜まってしまう事があり、唾液を排出する管を口角にかけたり、長時間、口を開けたままになるので、顎の筋肉が疲れるため、つっかえ棒の様なものを口の中に入れたりと、できるだけ不快感が少なくなるように配慮して治療を進めていきます。

 

また金属製のクランプを歯の根元にかけるので歯肉が圧迫されるため、基本的に麻酔を歯肉の周囲にさせてもらい出来るだけ痛みのない状態でラバーダムを装着していきます。

 

 

DSC_1032 2

 

 

ラバーダムは根管治療だけに使うの?

 

一般的にはラバーダムを使用するのは根管治療の場面ですが、修復物の接着操作時にも大活躍です。

 

接着操作時において、水分は大敵です。

レジンセメントの接着工程は、歯面の処理を行って、修復物をセメントで接着させて、余分なセメントを取り除き、その後に光でレジンセメントを固めていきますが、保険の金属の修復物を装着させる時と比較して工程が煩雑です。

しかもこの煩雑は作業を、とにかく水分の無いカラカラの状態でこれらの工程を完結させたいのです。しかしながら、その作業現場は水分が大量にある口の中。

そこで威力を発揮するのがラバーダムです。

下の写真のように、ラバーダムを使用することで、接着の天敵である唾液から治療歯をしっかりと隔離して安心して接着操作を行うことができます。

 

 

DSC_5175 DSC_4933

 

 

御茶ノ水の歯医者 杏雲ビル歯科

日付:  

口腔内をトータルサポートお悩み症状別

私たちにご相談ください

私たちにご相談ください

患者さんが安心して通える歯科医院を目指して、日々技術の向上や勉強に励んでおります。

そのため、お子様、社会人、御高齢の方、どなたでも『患者さんに喜んで頂け歯科治療と予防』を提供できると自負しております。

お口のお悩みがございましたら、まずはご相談ください。

ご予約はこちらから

杏雲ビル歯科 御茶ノ水駅から徒歩1分の歯医者

診療時間 日・祝
9:30~13:00 -
14:00~19:00 -

※土曜日は18時まで
新患・急患随時受付 / 休診日:日曜・祝祭日

〒101-0062
東京都千代田区駿河台2-2 御茶ノ水杏雲ビル1F

JR御茶ノ水駅より徒歩1分
東京メトロ新御茶ノ水駅より徒歩2分

TEL:03-3292-3777