歯磨き粉選びの基礎知識。 Blog

  • ブログ一覧へ >
  • お悩み別診療へ >

歯磨き粉は名脇役

 

お口クチュクチュなどの洗口剤で口をゆすぐ事は手軽に口の爽快感を得られますが、残念ながらそれだけでは口の中の菌はほとんど少なくなりません。

 

お風呂場の排水溝付近を想像して頂くと、ヌルヌルした汚れは洗剤をつけただけでは完全に取り除く事は難しく、スポンジ等でこすって、やっとヌルヌルが取りきれます。人の口の中も同じです。

 

歯磨きで一番大事なことは、ブラシで歯面を物理的にこすって歯の表面に付いた菌を除去することなのです。この主役であるブラシの効果をより際立たせるのが歯磨き粉です。

歯磨き粉に様々な薬用成分が含まれおり、歯の表面に着いたステインの除去、虫歯予防効果、歯肉の引き締め効果、知覚過敏に対する効果など、タイプによって様々な効果のある歯磨き粉が多く市場に出ています。ご自身の口の中の状態を正確に把握した上で、ご自身に合った歯磨き粉を選ぶ必要があります。

 

お口のケアを怠って、掃除の怠ったお風呂の排水溝の様にはならないように。

 

 

d58e7d794780ee0defde2633d751307f_s

 

 

 

薬用成分の効果を高めるコツ

 

歯の表面に汚れがびっしりと着いている状態では、せっかくの薬用成分の効果が発揮されません。そこで、歯磨き粉を使用せずに時間をかけて1回目の歯磨きを行い、歯の表面が綺麗になってから歯磨き粉を使用してやや短時間の2回目の歯磨きを行う、2度磨きがもっとも薬用成分の効果を高められます。

また歯磨き粉を使用した2度目の歯磨きの後は薬効成分を口の中に残した方がより効果的なので、あまり念入りに口をゆすがない方がよいでしょう。逆に1回目の歯磨きの後は念入りに口をゆすぎましょう。

 

鬼は外、福は内です。

 

3066afe74f16a57892d162a3999e5744_s

 

 

 

あなたは口はどのタイプ?

数多くの歯磨き粉が各メーカから出ています。大きく分けて、以下の6タイプになります。

 

虫歯予防

ステイン(歯の表面の着色)除去

知覚過敏対策

歯周病対策

口臭対策

口腔乾燥対策

 

ご自身の口の中がどのようなトラブルが起きやすいか、あるいは起きているのかを把握することは、歯磨き粉選びには非常に大切です。

知覚過敏や、口腔乾燥、ステインに関しては患者さん本人が自覚しやすいため歯磨き選びは容易でしょう。

一番トラブルの頻度が高い、虫歯と歯周病に関しては意外とみなさん把握しきれていないことが多いです。簡単な把握の方法ですが、過去の神経を取る処置を過去に受けた方、虫歯の詰め物が多い方は虫歯になりやすいタイプです。

一方、歯磨きをした時に出血してくることがある方、歯茎が腫れる自覚のある方は歯周病のタイプです。しかし、歯周病は病気が進まないと症状が出てこない病気の為、ご自身で把握するのが難しいです。

歯科医師、歯科衛生士のアドバイスの上でもっとも効果的な歯磨きを選ぶのが良いでしょう。

 

口の中の状況はみなさん様々です。

17726bd0d07d705df96fdfb903d4aaec_s

 

 

御茶ノ水の歯医者 杏雲ビル歯科

日付:  

口腔内をトータルサポートお悩み症状別

私たちにご相談ください

私たちにご相談ください

患者さんが安心して通える歯科医院を目指して、日々技術の向上や勉強に励んでおります。

そのため、お子様、社会人、御高齢の方、どなたでも『患者さんに喜んで頂け歯科治療と予防』を提供できると自負しております。

お口のお悩みがございましたら、まずはご相談ください。

ご予約はこちらから

杏雲ビル歯科 御茶ノ水駅から徒歩1分の歯医者

診療時間 日・祝
9:30~13:00 -
14:00~19:00 -

※土曜日は18時まで
新患・急患随時受付 / 休診日:日曜・祝祭日

〒101-0062
東京都千代田区駿河台2-2 御茶ノ水杏雲ビル1F

JR御茶ノ水駅より徒歩1分
東京メトロ新御茶ノ水駅より徒歩2分

TEL:03-3292-3777