杏雲ビル歯科ブログ

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2016.10.20 歯科医師は『裸の王様』。

勉強会のプレゼン、講習会の手伝いなどに時間を割かれてブログの更新が疎かになってしまいました。

10月ももう後半ですが、今日からからまた更新を頑張ります。

今回は歯医者は裸の王様になりやすいというお話。自戒を込めて。

 

 

 

歯医者が裸の王様?

 

 

よく知られている童話『裸の王様』。

愚か者には見えない布で洋服を作って差し上げましょうと、言われた王様の話です。

 

洋服を作るところを視察に行った家来は、洋服がまったく見えないのに『順調に出来ています』と報告し、

しばらくして素晴らしい洋服が出来上がったと、洋服屋から嘘をつかれてた王様も自分が愚か者であると思われたくないあまりに、素晴らしい出来だといって裸でパレードをして恥をかいたというお話です。

 

この童話で王様が恥をかいてしまった原因はふたつ。

王様には、不都合な情報が伝えられなかった。

王様が見栄をはった。

この二つになります。

 

このようなことが、実は歯科医師にもたくさん起こり得るんです。

特に、不都合な情報が伝えたれないことが、たくさんあるんじゃないかと考えてます。

どういうことでしょうか?

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歯科医師にとっての不都合な情報とは?

 

 

 

歯科医師にとっての不都合な情報とは、自分のやった仕事のトラブルです。

1.自分が入れた、詰めたものが外れた。

2.自分が入れた、詰め物の下に虫歯が出来てしまった。

3.自分が行った根管治療をした歯の根尖に炎症が起きてしまった。

 

これらが起こると何かしらの自分の手技に不手際があったのではないかと思い、

 

虫歯を除去した時に虫歯の取り残しがあったのか?

詰め物を入れるために歯の形を整えた時に甘さがあったのか? 型取りに不備があったのか?

根管治療中に根管内に細菌が入り込んでしまったのか?

 

などなどを考えるのですが、意外とこれらの失敗、つまり不都合な情報が歯科医師にはいくらかの割合で情報伝達されないものなのです。

 

 

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なんで伝わらないか?

 

 

自分の失敗が伝わってこない原因として二つ考えられます。

まずは、患者さんの心理として、一度失敗が起きたあの歯科医院には行きたくないなと思うため、来院が途絶えることが一つ。

もう一つの歯科の治療の失敗が露呈してくるのが、施術してから3年先、5年先とかなり先になるため転勤などで他の歯科医院にかかることになるのがあります。

どのくらいの割合で見れない失敗があるのかははっきりしませんが、少なからずあるかと思います。

 

 

患者さんから「詰め物が取れたので、これから行きます!」などの連絡が歯科医院に入ると、自分が入れた詰め物なのかな?詰め物が外れてしまった歯には虫歯がないかな?など気になるものです。

また同時に、例えその失敗が自分の仕事のものであっても、患者さんにはまた来院してくれた事に感謝の念を感じます。

 

自分の失敗を目の当たりに出来ることは勉強になりますし、なにより再度治療のチャンスをいただけることはありがたいことです。

 

 

一度治療した部位には関しては責任を全うしたいと考えておりますし、自分の失敗を目の当たりにせず、自分の成功している治療しか目にしてないと、裸の王様同然になってしまいますので何卒よろしくお願いします。

 

 

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