杏雲ビル歯科ブログ

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2016.11.25 たまに取れちゃう仮歯、仮の蓋の秘密。

なんのために入れるの?

そもそも、なんのために仮の蓋、仮歯を入れる必要があるのでしょうか?

一回の治療で治療が完結せず、複数回に渡って治療がかかるケースでは必ず仮の蓋、仮歯が必要になります。

口の中は細菌だらですし、次回までの治療の間に食事を当然します。

仮の蓋によって治療した部位の細菌感染を防ぎ、食事の際に、熱いもの冷たいものを食べても痛みを食い止めることができます。

また仮歯を入れることによって、前歯であれば見た目を気にせずに日常生活を送ることができます。

あんまり他人からは見えない奥歯には、仮歯は必要なさそうに思えますが、白い被せ物を入れる時には歯を歯肉の深いところまで歯を削るため、歯肉の状態を整えるために奥歯であっても仮歯は必須になります。

 

以上の理由で仮の蓋、仮歯を入れるわけですが、その仮の蓋、仮歯は次回の治療時には外すことが前提となっており、最終的は修復物、被せ物を比較すると弱い材料で弱く歯に付けられています。

そのため、日常生活で送っていると取れてしまったり、壊れてしまったりが起こります。

 

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仮歯、仮の蓋の種類について。

ここでまず、仮の蓋、仮歯の種類を整理します。

まず、根管治療をしている時に入れる仮の蓋が、下の写真の物です。

水分で徐々に固まって行く白いセメントです。入れた直後はまだ柔らかく、すぐに食事をすると取れてしまうので、直後は30分ほど食事はしてはいけません。

割りと脆いため、この仮の蓋をしている部位で積極的に食事をしたり、歯磨きでゴシゴシ磨くとすり減ってしまうこともあり、大きく凹むと食事がハマってしまい皆さん少し気になるようです。

 

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白く写っているのが仮の蓋です。根管治療の途中です。

 

 

 

つづいて、小さい金属の詰め物の治療の際に使用するのが、下の写真の物です。

物性的には、ゴムの様な感覚に近く少し弾力性があります。口の中につけた直後はシンナーのような刺激臭があり、 みなさん顔をシカメます。この材料自体は、それこそ40年近く使われていて、この刺激臭は何十年と変化がないとのことです。

 

口の中に入れた直後は柔らかく、歯科医師の方から、『よく噛んでください。いろんな方向に下あごを噛みながら動かして下さい。』みたいなことを言われるのがほとんどだと思います。

ここでよく噛んでおかないと、仮の蓋が高くなってしまい、麻酔が切れた後に食事をしてみると仮の蓋のところでばっかで当たってしまい、痛みを感じることがあります。

 

また食事はこの仮の蓋の部位ではあんまり積極的には噛まない方がいいです。この仮の蓋はやや柔らかい材料で出来ており、食事の際に力がかかると周囲の歯が欠けたり、割れたり、ヒビが入ってしまったりすることがあるので注意が必要です。

 

 

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真ん中に写っている歯の中心にあるのがゴムの様な仮の蓋。このあとに金属の詰め物が入ります。 

 

 

 

 

そして、いわゆる仮歯と言われるのが以下の写真の物です。

この写真は一番奥の歯が仮歯になっています。仮歯を精度よく作ることにより、歯肉の炎症がなく型取りを綺麗にすることができますし、噛み合う面の削る量が適正かどうかみることができます。

前歯では、見た目の確保の為に必要ですが、奥歯であっても白い被せ物を入れる際には必須になります。

 

仮歯の材質はやや弱く、硬いものを噛んだりすると割れてしまったり、また半年も使っていると段々と噛み合う面がすり減って穴が空いてきたりすることがあります。

ぱっと見、綺麗で、『白い歯が入ったからこれでいいや。』なんてそのまま満足しないで、しっかりと最終的な被せ物に変えていく必要があります。

 

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右端に写っているのがプラスチックの仮歯。この後、白い被せ物が入る予定です。

 

 

 

 

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